クリプト道場

クリプト・ブロックチェーンに関わる疑問を解説します

Crypto Fundraising(8/15)

Cashmere(ウォレット)

Solana用のエンタープライズウォレットマネジメントツールを提供するCashmoreは、$3Mのシードラウンドを完了した。Coinbase VenturesやYCombinatorの参加があった。Solanaでは直近のウォレット関連のハッキングもあり、リスクが懸念される中、CoashmereではMulti-sig機能なども提供している。ローンチ後には、OpenSeaなどからもサインアップがあったそうだ。Cashmereでは、マスアダプションに向けて暗号化やコールドウォレットに詳しくない人でも安全なソリューションを使えるようにしたいそうだ。

https://www.coindesk.com/business/2022/08/08/cashmere-raises-3m-seed-at-30m-valuation-to-build-solana-enterprise-wallet/

MetaverseGo(メタバース

モバイルゲーミングプラットフォームのMetaverseGoはGalaxy Interactiveをリードとする、$4.2Mのシードラウンドを完了した。今年のQ2のブロックチェーンアクティビティのうち52%はゲーム関連であると言われるものの、世界の全ゲーム人口に比較するとごく一部しかブロックチェーンゲームをプレイしていないのは、オンボーディングに問題があると、MetaverseGoは考えている。例えば、ウォレット・暗号通貨の取得、アイテムを買うこと、などである。MetaverseGoでは、電話番号を登録すると自動的にウォレットが作成され、ゲームアイテムもアドレスに付与され、プレイ開始ができる。収入の一部は、アイテムを提供しているYGGなどに分配されるが、ゲームでの稼ぎは自分のウォレットに移動や、振込も可能である。CEX的なシステムであると考えられる(ウォレット立ち上げてあげるし、CEX側が管理する、的な)https://www.theblock.co/post/162166/metaversego-raises-4-2-million-in-seed-funding-round

RISC Zero(L1ブロックチェーン

ゼロ知識証明関連プロダクトを開発するRISC Zeroはシードラウンドで$12Mの資金調達を完了した。今年の3月には、ゼロ知識証明のVMをローンチした。このVMでは、ゼロ知識証明を開発者にどんなモダンなパソコンで、さまざまな汎用言語で開発をできるようにする。今回の資金調達を機に、このVMとゼロ知識証明を用いた、スケーラブルなL1ブロックチェーンの開発を始める。開発者はRust, Go, C++といった言語を使って開発が可能となる。

https://www.theblock.co/post/162358/risc-zero-raises-12-million-to-build-a-blockchain-using-zero-knowledge-proofs

CreatorDAO(DAO)

CreatorDAOがa16zなどの参加による$20Mのシードラウンドを完了した。CreatorDAOでは、申し込みを行なったクリエイターに対して、メンタリングやテックサポートをする代わりに、収入の一部を受け取る構造となっている。FounderMicheal Ma氏は、以前もファウンダーとしてローンチしたサービスをGoogleに売却した経験を持つ。

https://www.theblock.co/post/162502/creatordao-raises-20-million-from-investors-including-a16z-paris-hilton-and-the-chainsmoker