クリプト道場

クリプト・ブロックチェーンに関わる疑問を解説します

Crypto Fundraising(8/14)

LifeForm(DID)

ビジュアル化されたDIDソリューションを提供するLifeformはBinance Labsをリードとするシードラウンドの調達を完了した(調達額は未定)。Lifeformでは3DのアバターをDIDと紐付け、Web3上のアイデンティティとして使えるようにする。

https://www.binance.com/en/blog/ecosystem/binance-labs-leads-a-funding-round-for-lifeform-to-support-web3-digital-citizenship-734476354445105250

Volare Finance(オプション)

DeFiに対するオプションを提供するVolare Financeが$6Mをシードラウンドで調達をした。投資家に対してさまざまなオプション取引を提供している。

https://medium.com/@Volarefinance/volare-finance-raises-over-6-million-in-private-round-backed-by-dcg-ava-labs-etc-f996ff6fac59

Stride(Liquid Staking)

Cosmos上のliquid stakingプロトコルのStrideがNorth Island VC、Distributed Global、Pantera Capitalをリードとした$6.7Mの資金調達を完了。典型的なLiquid Stakingと仕組みは変わらず、stTokenをエコシステム内で流通させることを目指す。まずはATOMに対して、Liquid Stakingを提供するが、将来的にはCosmos上のすべてのチェーンのliquid stakingを提供する模様。これは、似たマルチチェーンのPolkadotなどでは、一つのチェーンごとにliquid stakingが出てくるので、規模的にも非常に大きいと言える。

https://www.theblock.co/post/161391/cosmos-liquid-staking-protocol-stride-raises-6-7-million-within-months-of-founding

Coherent(データ)

オンチェーンデータAPIを提供するCoherentがシードラウンドで、Kindred Ventures、Foundry Group、Matchstick Venturesをリードとし、$4.5Mを調達。プレスによると、昨今のAPIは、ダウンタイムが長い、インフラコストが高い、データ形式が複雑、など難点が非常に多い。これを受けて、Coherentでは、制限がなく、シンプルで、マルチチェーンにも対応できるユーザーフレンドリーなAPIを開発をしている。

https://mirror.xyz/coherentapi.eth/xeRW6Cw4xDp9rKDzJhC41n0HO2CD42EkNfo3IPTgK7c

Fair.xyz(NFT)

NFTのミンティングサービスであるFair.xyzはEden Blockをリードとし、Openseaなども参加した$4.5Mのラウンドを完了した。創業者によると、現在のNFTのミントのプロセスは、開発者の知識の欠如、ガス代、トランザクションの失敗などにより、崩壊しているという。ノーコードでミントできるサービスはあるが、10,000ものNFTをミントする際は自分でスマートコントラクトを書く必要がある。Fairはこれに対して、瞬時にNFTをミントできるサービスを提供し、ガス代を削減しつつ、トランザクションの失敗も減らす。サービス側は6%の手数料を受け取る。

https://www.theblock.co/post/162065/opensea-backs-nft-minting-platform-fair-xyz-in-4-5-million-round