クリプト道場

クリプト・ブロックチェーンに関わる疑問を解説します

オンチェーンデータ分析周りのプレイヤー調査(8/17)

Datawisp(B2B

Web3やゲーミングに焦点を当てた、B2Bのノーコードデータツール。実際今はオンチェーンデータという素晴らしいツールがあるにも関わらず、The Graphなどでコードを書かないと、インサイトのあるデータを抽出できない現状である。Dataswapは、複雑なクエリをダッシュボードと一緒に完全GUIで利用できるようにすることで、この課題の解決を図る。他のNFTなどに着目したデータツールと異なり、toBに焦点を絞り、Web2とWeb3の分析ツールの統合なども行なっている。

https://www.businesswire.com/news/home/20220811005521/en/Datawisp-Closes-3.6M-Seed-Round-Led-by-CoinFund-to-Expand-its-B2B-no-code-Data-Platform-for-Web3-and-Web2

https://www.datawisp.io/

Laevitas(DeFi専用)

暗号資産の予測やオプションマーケットに関する詳細なデータを提供するツール。既に2000以上のユーザーやヘッジファンドに利用されているそう。将来的にはDeFi以外にもNFT領域などにも参入する予定そう。

https://medium.com/laevitas/announcing-our-2-5m-seed-round-a58d349282f2

https://app.laevitas.ch/dashboard/btc/delta_exchange/options/activity/overview

Hyperspace(Solana NFT専用)

Solana上のNFTのトレーディングデータやフロアプライスを見れるポータルサイト。一見普通のNFTデータサイトに見えるが、将来的にはNFTのアグリゲーターとして進出することも考えているそう。だが、SolanaはMagic Eden一強状態なので、現時点ではアグリゲーターの需要は低いといえる。

https://hyperspace.xyz/leaderboard

https://www.theblock.co/post/134225/solana-nft-data-site-solanalysis-rebrands-to-hyperspace-and-raises-4-5-million

TabTrader(モバイル)

暗号資産の取引データや価格などを見れるデータプラットフォーム。他のサービスがデスクトップ志向であることに対して、モバイル最適化することで差別化を図る。また、多くの投資家がさまざまなCEXで口座を開いており、それぞれでプッシュ通知を設定するものの届かないことも少なくなく、TabTraderでは、クロスプラットフォームでプッシュ通知の受け取りを可能とする。また、このアプリを通して取引を行った際には、手数料を取るモデルである。

https://techcrunch.com/2021/11/24/tabtrader-raises-5-8m-for-a-mobile-app-that-aggregates-crypto-exchange-data/

Staking Rewards(ステーキング)

Stakingに関するマーケットデータを一覧で見ることができるサービス。2018から開始しているようで、確かにサイトもかなり洗練されていた。ステーキングに関するマーケット情報から、ポートフォリオや分析ツールなど機能も多岐にわたる。ポートフォリオ管理という観点では一部DeBankと被っている

https://www.coindesk.com/business/2021/11/23/crypto-giants-back-32m-round-for-data-provider-staking-rewards/